パウチ交換日
パウチ交換日はイライラと憂鬱な気分になる。
排泄機能が失われたことを実感するからだ。
あと、交換するときのにおい。
なぜ、腹から便を出さないといけないのかという不条理感。
ストーマ再建術を考えていた矢先の再発なので悔しくて悲しくてたまらない。
今まで低価格で簡単なものを使用していたが、腫瘍で腹部が盛り上がり(ちょうどストーマの下に腫瘍ができてしまった)、新しいものを試行錯誤している状態なのである。
手間もかけないといけないし、失敗も時にはする。
ストーマと一生付き合わないといけないのかと思うと不安と情けなさで泣けてくる。
ストーマのことをかわいがったり、名前をつけたりしている方もいるようだが、20代からストーマと付き合えと言われ、仲良くしようと思えど、難しい。
病院では医師の前で仲良くすると宣言して退院(最初の入院)したが、名前をつけて可愛がれる度量は、まだ私にはない。
なぜストーマがあり、パウチがあるのだろうと悔やんでばかり。
前向きになれないでいる。
オストメイトだと忘れて時を過ごすときもあるけれど、ふとしたときに思い出しては暗い気分になる。
オストメイトになるのはもうちょっと先でよかったと、悲しくて悔しい。
そんな私を支えてくれたのは一番はWOC看護師さん。
この方は、前向きで明るい。そしてすごく勉強してらっしゃるし、言葉もあたたかくあり、頼もしく心強い。
きっと明日は明るくなれるはず。
頑張れ、私。
入院中に上の本を、大先輩から頂いた。
元気を出そう。