宗教論
我が家は浄土真宗であり、高野山参詣や護摩たきなど参加するなど真言宗もかじっている。
自分でも信仰心は同じ年代に比べるとあると思っていた。
ちなみに亡き祖父、存命の祖母は得度して坊さんになっている。
信仰と病は別物だと、私はこの病気を通じて思った。
なぜ私ががんにならないといけないのか。
神、仏に見捨てられたのだと本気で思った。
末期がんになって急に新興宗教に入信する方を何人か見てきた。
彼らは藁をもすがる思いで、少しでも病気がよくなるならと思ったのだろう。
がん患者となった今、気持ちはよくわかる。
だが、私の場合既知の神仏に見放されたのではないかと悲しくてならなくった。
以前のような信仰はできないかもしれない。
ただ、日々生きていることを感謝できるようになっていきたい。
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